ごあいさつ

オルタナプレイスからごあいさつ
いまの子ども達は、学校での集団生活の中でコミュニケーション能力や協調性などの社会性を身につけていくことを求められています。
集団行動を重視した学校生活の環境に馴染みにくい特性があるために、授業に参加できないことがあったり、友だち付き合いがうまくいかなかったりといった悩みを持つ子ども達は、「聞き分けがない」「思いやりがない」といった誤解を受けることも少なくありません。
特に学習面での遅れがない子ども達は、気が散りやすい・他者からどう見られているかが分からないといった特性から他の子ども達と同じ行動ができずにストレスを感じることも多く、得意なことがあっても力が発揮できなかったり、学校への行き渋りや不登校に繋がることがあります。
そうした場合は、特性を理解した上での学校生活における配慮(合理的配慮)が必要になりますが、現状では学校からも「やればできるお子さんです」と本人の意欲の問題とみられたり、「しばらく様子をみましょう」という対応になったりすることもあり、支援の必要性は見逃されがちです。
オルタナプレイスでは、こうした子ども達が1人ひとりの特性を理解された上で、のびのびと成長できるような居心地の良い環境を作ることを大切にします。
オルタナプレイスは、学校で我慢していることの多い子ども達が自分らしく楽しく過ごせる、家庭とも学校とも違う「もうひとつの居場所」(alternative place)です!
オルタナプレイス八幡のご紹介
オルタナプレイス八幡は、マンションやテナントビルが多いこの通り沿いでは珍しい戸建ての建物です。
1階のプレイルームの奥には2階に上がる階段の登り口が見えます。見学に来た子ども達はその先に何があるのか興味津々な様子で、階段を登って探検しようとする姿がよく見られます。
2階はフローリングの床の住宅の造りになっていて、相談室、事務室、準備室の3つの部屋と、南向きの窓に面した縁側のようなスペースがあります。
活動は主に1階のプレイルームで行いますが、相談室が空いている時はテーブルを囲んでゲームをしたり、準備室でおやつの用意をしているのをのぞきに来たり、時には事務室の回転椅子でくるくる回ったり…、と、教室に通うというよりは知り合いの家に遊びに行ったような居心地の良い空間です。
オルタナプレイス八幡は、安心して過ごせる雰囲気の中でやりたいことに集中して取り組んだり他の子どもやスタッフと関わったりしながら、子ども達がそれぞれのペースで成長できる場所です。