【週間テーマ】折り紙を折ろう
今週の週間テーマは、「折り紙を折ろう」でした。「ふきごま」「折り鶴」「ハート」「腕時計」「紙飛行機」の5種類の見本を作り、好きな折り紙を選んで1作品作ると3オルタナ(ふきごまは2オルタナ)のポイントがもらえます。
腕時計の折り紙を見て、工作好きの利用者さんが「かっこいい! これやる!」と作り出すと、別の利用者さんも加わりました。
段ボール紙で盤面を下から補強したり、バンドの金具部分を作って付け足したりと工夫をし、腕にはめるとご満悦。
写真を撮らなかったのが残念!
折り紙が得意で、1日で全作品を作ってしまった利用者さんもいましたが、本を見ながら自分で紙飛行機を折るとぐちゃっとなってしまう利用者さんもいます。
スタッフが教えながら、別の形の紙飛行機を完成させました。
飛ばしてみると、床すれすれまで落ちてからもう一度高く上がったりブーメランのように戻って来たりと色んな動きをするのが楽しくて、何度も繰り返し飛ばしていました。
折り紙が得意というと単純に手先が器用なんだね、と思ってしまいますが、実はそれだけではなく右手と左手を同時に使うこと(「協応」といいます)や、空間認識能力(物の位置や形、間隔などを把握する力)が関係しています。
発達障害のあるお子さんでは、こうした力が弱いことで折り紙が苦手なことも多いのですが、折り紙は両手の協応や空間認識の力を伸ばす効果があると言われています。
折り紙が苦手な利用者さんにこそやってほしい活動ですが、苦手なことは誰でも気が進まないものです。
紙飛行機のように、「これを作りたい!」と思ってもらえる作品を提示するといった工夫をして、これからも取り入れていきたいテーマです。
2020年02月08日 18:25