【Making】学びクラブ(その1:準備編)
学びクラブでは、学習の基本となる「ことば」や「数」の理解を深めることや、広く生活や社会の出来事に関心を高めることをねらいとしています。今回は、9月に実施した学びクラブを取り上げて、ツイッターではお伝えできない企画から実施までのプロセスを、2回に分けて紹介します。
まずは、その月のメインテーマを決めます。
9月の学びクラブのテーマは「九州を学ぼう」でした。
昨年12月のテーマとした「東北を学ぼう」では、小学1年の利用者さんたちが、楽しみながら東北6県の位置や名前を完璧に覚えていました。
今回は逆に、身近な東北から一番遠い地方の勉強をしたらどうなるのかというスタッフの好奇心と、様々な地域に興味の幅を広げることをねらいとして九州地方を取り上げました。
次に、各週で何の教科をメインにするか決めます。
今回は、社会と算数をメインにしました。社会はその県の特徴(特産物や名所など)を知ってもらう。
算数では、その県のお土産品を使って買い物ゲームをするという大まかな流れをつくります。
大枠が決まったら、利用者さんが興味をもって楽しく参加できるように内容を検討します。
「買い物ゲームで10,000円を使い切ることを課題にすれば、より考えて計算するんじゃないか?」「Go to キャンペーンをやってるから旅行プランを立てるのも面白いかも!」など、利用者さんが知っていること、出来そうなこと、興味が持てそうなことをスタッフ同士でディスカッションしています。
こちらが9月のスケジュールです。
内容が固まったら、教材作りです。
自分たちで色々なアイデアを考えているので、多くの教材は自作しています。
「わかりやすい、見やすい、使いやすい」をモットーに、イラストや写真などの視覚的情報を用いることと、遊び感覚で取り組めることを重視しています。
次回へ続く…
2020年11月04日 13:35