夏の実験その②「何が電気を通すかな?」
7~8月のまなびクラブのテーマは「夏」です。今日は表面張力に続く夏の実験第2弾、「何が電気を通すかな?」の実験をしました。
電気を通すかどうかを確かめるのに使ったのは、ガードに触ると「ピピピピ」と音が鳴って羽が止まる扇風機です。
小さな子供が、ガードのすきまに指を入れて羽にあたらないようする仕掛けです。
最初に、「電気ってなにかな?」と聞いてみると、「はい!」「はい!」「はい!」「はい!」とどんどん手が上がります。
「電気がつく」「電車」「かみなり」などなど、いろんな答えがでました。
すごい勢いで手を挙げたのに、「〇〇くん!」と当てられると、「えーっと……」と考えだすのは、もはやまなびクラブのお約束です。
いよいよ実験。
1人2つずつ、電気を通すかどうか確かめたいものを探しました。
セロハンテープは、テープそのもので触ってもテープの台で触っても、扇風機は止まりません。
〇ロ〇ロコミックは電気を通さない…はずだったのですが、湿気を帯びていたせいか扇風機が止まってしまいました…。
この他にも、金属製のボール、プラスチックのおもちゃ、電池、やかん、木のブロック、ラQの作品など、色んなもので試しました。
電気を通すものと通さないものに分けて、気づいたことを尋ねると、「プラスチックは電気を通さない」「鏡みたいにぴかぴかしてる(ものは電気を通す)」など、いいところに気付いてます。
次は、スタッフが用意したいろいろなものが「電気を通すか通さないか」についての〇×クイズです。
トイレットペーパーは電気を通しま……せん!
キュウリや玉ねぎ、オレンジが電気を通すのが分かったあと、ピーマンについては「中がからっぽだから通さない」「液があるから通す(1年生のお子さんです)」と意見が分かれました。
水分を含んだものは電気を通すので、「液があるから」は大正解です!
スタッフが今朝切ってきた木の枝は電気を通しましたが、木のブロックやお皿は通しません。
なんと、「お皿はすっかり乾いてかたくなってて、木の棒はまだ生だから」と、完璧な答えが出ました。
すごい!
実験は、理科の知識を身につけることよりも、「体験から考える」ことに意義があります。
これからも、身近なものを使っていろんな実験をしてみたいと思います。
2019年08月20日 19:18